社会不適合者の腐った思考回路と、それを改善する方法について

人生論

最近メンタルが回復してきて、前回の記事の通り、「体づくり」という一つのことに打ち込めることもできた。

まだ学校に通えてもないし、新しく友だちができたわけでもないし、なにかバイトとか新しいことに挑戦し始めたわけでもない。

ただ、メンタルがどん底から回復したことによって、「どん底のときはこんな思考回路をしていたな。」ということが少しずつわかってきたので、ここで整理しておこうと思う。

このブログの目的は、私のような社会不適合者が生きやすくなるような記事、役に立つ記事を投稿するということだ。

興味を持ってもらえたら購読してくれたら嬉しい。

悪いことにしか目がいかない

まず、社会に適合できないヤツってのは、物事を悪い方向にしか捉えないという特徴がある。

例えば、あなたが男性化女性かは知らないが、目が二重で、涙袋がはっきりとあって、ぱっちりとした黒目を持っているとしよう。

一重で目が小さい私からしたら、羨ましく感じるし、魅力的だとも思う。

だがあなたは悪いところしか見ないので、そんな自分の目が持つ魅力に気が付かない。

団子みたいな鼻とか、変な位置にあるホクロとか、やけにダサいメガネとか、そういった場所にしか目がいかない。

そしてどんどん自己嫌悪に陥っていく。

自分で自分の価値を下げていくので、誰からも相手にされないし、孤独になる。

社会不適合者がまずするべきタスクは、自分ができたこと、自分の良いところ、褒められた経験、愛された経験などを、紙に書き出してみることだ。

あなたはおそらく10年以上は生きているだろう。その人生は悪いことばかりだったかもしれないが、良い経験、嬉しかった経験は必ずあるはずだ。

よく思い返してみてほしい。

私が自己嫌悪でどん底にいるとき、頭の中を占めているのは「親に虐待されたこと、いじめられたこと、友達がおらず、学校にすら行けてない現状」だけだった。

しかし、今まで生きてきた人生の良いことを紙に書き出してみると、意外と多いことに気づいた。

私は愛されていた。姉は、自殺しようとした私に対して「生きていてほしい」と言ってくれた。

祖父は、俺が外に出ずひとりでPCをいじっていたら、テーブルのソバにそっと菓子パンやヤクルトをおいてくれた。

祖母は俺をいつも否定してくれないでいた。何があっても俺の味方をしてくれた。

クラスで孤立していた私に優しく話しかけてくれたクラスメイトがいた。

このように、何でもいいから、過去の「愛された経験、優しくされた経験」などを書き出してみよう。

おそらくあなたは、多くの愛された経験があることに気づくはずだ。

そしてボロボロ涙を流して反省するのだ。「私はこんなに愛されていたのに、勝手に自分を傷つけて、一人になって。バカだ。」とね。

私は泣いた。そしてムカついた。過去の「愛されていた」という経験を忘れてしまった自分に。

暗闇に覆われた光の存在に気づかなった自分に。

自己嫌悪と他者嫌悪の悪循環で孤独になる

自己嫌悪になると、「他人は私のことなんて嫌いなんだ。私のことを傷つけてくるんだ」という思考になる。

そして引きこもりがちになる。人との関わりを拒むようになる。

寂しさを抱えながら、家で一人、死んだように過ごすようになる。

実は、あなたは自分のことを嫌っているのと同時に、他人のことも嫌いになっているということに気づくべきだ。

というのも、「この人に嫌われてるかもしれない」という被害妄想を抱いてしまうとき、ほとんどの場合、自分のほうが相手のことをうっすら苦手だと感じていることが多くいのだ。

あなたは自分だけではない。相手のことも拒否している。自分から。

まずは、相手を愛すること。同じ社会に生きている他人に対して嫌悪することを辞めることだ。

実はこれ、私が全く同じ状況に今いるのだ。

社会との関わりが薄い生活を今もしているのは、他人への嫌悪感がまだ拭えないからなのだと、つい最近気づいたのだ。

そこからの私は、外出するときに通行人を見ながら「この人は私に対して嫌悪感を抱いていないし、私を傷つけてくることはない。大丈夫。」と言い聞かせるようにしている。

他人に対する敵視をやめるように意識したら、最近は外出の回数も増えてきて、急にイライラしたり不安になることも減った。

人間関係0だから、誰からも求められない

あなたは誰かから求められるだろうか。

「来週メシ食べに行こ!〇〇ちゃんも誘っていく?w」

「勉強一緒にやろ!わからないところあってさー」

「この仕事手伝ってくれない?ちょっと大変なんだよね」

まぁ、友達がいる学生や、仕事をしている社会人なら一度は言われたことのあるセリフだろう。まぁ俺はないけど。

こういった「友人からの誘い」「仕事の協力」など、「求められる」という体験は、社会との関わりを持っている人間なら誰しもが日常的に経験することである。

しかし私たち社会不適合者というものは、基本的に一人でプラプラと過ごしたり、家に引きこもっているので、そういった「求められる経験」というのが異常に少ない。

人間関係が0の弊害がこれだ。

求められないと、活力が出ない。何のために頑張っているのかがわからなくなり、努力も継続しにくくなる。

勿論、「自分のためにひとつのことを淡々と長期間続けられる」というバイタリティマックスの社不もいるだろう。しかしそれは少数派で、多くの人が「一人だと何をする気も起きない」という人だろう。

だからニートは無気力でデブで、家に引きこもって、生気のない目でクソみたいな毎日を送っている。

バイタリティがあるニートというのは希少種だ。

人の行動のキッカケというのは、人である。

髪型をセットしたりオシャレをするのは、”人”と会うから。勉強をするのは、周りの”人”がやってるから。

大体の行動は人だ。

人との関わりが、刺激をくれて、モチベーションをくれて、まともな社会生活を成り立たせる。

まぁ、これに関しては「一人で努力を積み重ねていく」ことや「一人で自分と向き合って、英気を養う」ということもあるので、一概に「今すぐ人と関わろう!」とは言わない。

ただ、他の人との関わりなしに人間は生活を成り立たせることはできないよということ。

親や身内への罪悪感

「学費を出してもらってるのに、ずっと不登校」

「まともな職につけなかったりしたら、身内から白い目で見られる」

はっきりとここで言っておく。

あなたに他者からの目線や評価を気にする暇はない。まずは自分のメンタルヘルスだ。

親からのお金は無駄になるかもしれない。親戚からは白い目で見られて、クソみたいな扱いを受けるかもしれない。

しかし、そんなことはまじでどうでもいい。

あなたがするべきは、ポジティブなマインドを手に入れること。

自己嫌悪や被害妄想から抜け出して、他人や社会と関わっていくこと。

これができればいいと私は考える。

私も今、不登校で親には罪悪感はある。

だがしかし、それで自分のメンタルが潰れてしまっては元も子もない。

申し訳ないが、親のお金よりも私は自分のメンタルヘルスを優先する。

だから、学校に行ってないけど筋トレは死ぬほどするし、散歩をして日光浴をするし、できるだけポジティブに物事を捉えられるように毎日努めている。

それでいい。

すべては認知の歪み

私たちが社会に適合できていない理由のほとんどは、「認知の歪み」。

物事を見るフィルターがバグっているだけなのだ。

ただの通行人を見ただけで、「この人は私を見てブスだと思ってる。」と思ったり。

学校のクラスメイトに対して「この人に話しかけたら絶対拒絶される。」と思ったり。

とにかく捉え方が歪んでいる。

これが認知の歪み。

私たちはこれを患っているせいで、行動ができない。社会とうまく関わることができない。

まず、このネジ曲がったものの見方を、一つ一つ変えていくことからスタートしていくべきなのだと思う。

私も、認知の歪みを直そうと実践していて、「私は愛されていない→私を好きだと行ってくれる人がいた、私に生きていてほしいと言ってくれる人がいた」という風に、

歪んだ認知を一つ一つ紙に書いて、それを直すというワークをしている。

今回は、社会不適合者の腐りきった思考回路と、それを改善するためにすべきことについて、私の経験も含めながら語っていった。

ツライこともあるかもしれないが、私と一緒に前に進んでいこう。

それでは。

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