今日は2022年7月1日(金)。
ゆるキャンの映画公開日に最速で観に行ってきたので、早速感想レビューを書いていく。
本作の見どころ、また印象に残ったシーンなど余すことなくレビューしていくので、映画を既に観た方もまだ観てない方も参考にしてほしい。
この記事はこんな人にオススメ
- 映画 『ゆるキャン△』をこれから観る人
- 映画 『ゆるキャン△』を既に観た人
- 映画 『ゆるキャン△』を観に行こうか悩んでいる人
映画 『ゆるキャン△』の概要
高校生から大人になった野クルのメンバー達。
リンは出版社、なでしこはキャンプ用品店、千明は山梨の観光推進部、犬子は小学校の先生、恵那はペットショップの店員。
それぞれ皆大人になり、離れ離れになって自分の仕事に就いていた。
しかし、物理的に距離は離れていても、5人はずっとSNSではつながっており、定期的にやり取りしていた。
そんなある日。
千明とリンが一緒に飲んでいる時、ひょんなことから、
「山梨にある廃墟と化している空き地を、キャンプ場にしよう!」という計画を始めることに。
そこは空き地となってはいるが、自然が豊かで富士山も見える、まさにキャンプをするのにも良い土地だった。
そこからは山梨の観光推進部である千明がすぐに野クルメンバーを招集。
成長した5人が共に協力しながら、キャンプをする側ではなく、今度は「沢山の人がキャンプを楽しめるような場所」を作ることに挑戦していくというストーリーだ。
大人になった野クルのメンバー
この映画では、アニメや原作では観られない、成長した野クルの皆の姿が見られる。
満員電車に揺られ、忙しそうに仕事をこなすリン、キャンプについて何もわからない高校生に、懇切丁寧にキャンプ用品を紹介するなでしこ、などなど…。
大人になったかつての野クルのメンバーが、それぞれ違う道を歩み奮闘している。
しかし、野クル全員が集まった時には、そこには変わらない野クルの姿があった。
元気で周りに気を遣えるなでしこ。仕事場では、かつて自分がそうだったように、キャンプに興味のある人に丁寧に説明してあげる。
キャンプが大好きでマイペースなリン。だけど大人になって少し社交性も身につき、周囲との人間関係も良さそうだった。
向こう見ずで天真爛漫な千明。しかし「キャンプ場を作る」という仕事に真っ直ぐに向き合って考える。
犬子は持ち前の人懐っこさで、小学校の教師として児童からは「あおいちゃん」と呼ばれるほど親しい関係を築けていた。
恵那は、野クル時代にもリンのお団子ヘアをお城にしたりサボテンにしたりと、持ち前のトリミング技術で(笑)、ペットショップでも楽しそうに仕事をしていた。
大人になって変わった部分と、高校生からも変わらない部分。
それらに注目するとより映画ゆるキャンを楽しめるだろう。
大人になってから見える景色
やはり本作の最大の見どころは、彼女らの成長した姿にある。
今までは毎日学校で当たり前のように会えた関係。
しかし、大人になってからはそれぞれの道を歩み、仕事の関係で簡単に会えるような間柄ではなくなった。
成長して毎日それぞれの仕事に邁進する姿には感動したし、
そこで「自分も頑張ろうかな」と背中を押してくれるような感覚もあった。
そして、「どうしたら皆に楽しんでもらえるようなキャンプ場が作れるのか?」と考える、大人になった野クルのメンバーたち。
高校生の頃にはそんなこと考えてもみなかっただろう。
しかし大人になってからキャンプ場を作る側に回って、その先に見える「キャンプを楽しんでいる人たちの姿」を見ると、
彼女らの成長、そして何より、キャンプという娯楽の持つ魅力というものがひしひしと伝わってくる。
自然の中で、複数人で協力してテントを組み立てたり食卓を囲んだり。
あるいは一人で物思いに耽ったり。
キャンプの楽しみ方は人の数だけある。
自然の中でそれぞれの人が楽しめる場を作ることができた野クルのメンバーたちの満足感、達成感は、自分がキャンプをするのとはまた違うものがあるだろう。
飯テロもあり
また、本作の見どころは、大人になった彼女らの姿だけにあらず。
映画では、カップラーメンは勿論、カニや魚などを用いた鍋など、ゆるキャンならではの飯テロも大画面で味わえるので、上映中におなかが減ること間違いなし。
映画での大画面かつ大音響の飯テロは、いつもテレビの画面で観るゆるキャンとは違った魅力がある。
ちなみに私は空腹状態で映画を観に来たので、上映後に「ポップコーン買えばよかった…」と後悔している。
キャンプ場を作る!?
アニメや原作では、野外活動としてキャンプを楽しむ側だった野クルだった。
しかし、映画ではキャンプ場を作るという新たな試みにチャレンジ。
その中で、日常アニメの明るさもありつつ、アニメでは観られない少しシリアスなシーンも観られたりするので、映画としての見応えは抜群。
日常アニメだからといって侮るなかれ。
【ネタバレ注意】壊すのではなく活かす
映画の見所の解説はこのくらいにして、ここからは私が個人的に印象に残ったシーンを振り返っていこうと思う。
ここから先はネタバレ注意。
まだ映画を見ていない方は今すぐチケットを買って映画館に行ってください(命令)。
劇中で、キャンプ場を作るという計画の進行中にとある出来事が起こる。
恵那の愛犬である”ちくわ”が見つけた土器により、
数ヶ月もの調査が入るとのこと。
これによってキャンプ場を作るという計画は頓挫…。
せっかく数年ぶりに5人全員で集まれた。
しかも壮大な計画は順調に進んでいる最中だったのに。
まさかここで終わってしまうのか?と思ったが、最終的には「あるものを活かそう」という発想で、キャンプ場の中に展示することに。
このあるものを活かそうという発想は、まさに「不便なことを楽しむ」というキャンパーならではの発想だなと思った。
結果的にはその発想は大成功。キャンプ場の一部として溶け込んで、お客さんも珍しがって見ていた。
【ネタバレ注意】志麻リンのバイク
また印象に残ったのは、成長した志摩リンが乗っていたバイクは、あの白と青のバイクではなく、
祖父が乗っていた黒いバイクであったこと。
祖父から譲り受けたのだろう。
そんな祖父から譲り受けた黒いバイクを楽しそうに乗り回している志摩リンの姿に、
時の流れを感じながらも、バイクで走るのが好きな変わらない志摩リンがそこにいて、嬉しかった。
【ネタバレ注意】5人でのテストキャンプ
そして一番う印象に残ったのは、キャンプ場を作っている最中に5人でやったテストキャンプのシーン。
壮大な自然の中で、協力してテントを組み立て、焚き火で火をおこして、鍋を作って食卓を囲む。
まさに私が見たかった景色そのもの。
大人になってもこうしてキャンプをしている、彼女らの変わらない友情が心に染みた。
今回は、映画 『ゆるキャン△』の見所と、その感想を書いてきた。
ちなみに映画版のグッズなども色々あるので、そちらも是非チェックしてほしい。
それでは。
コメント