社会不適合者は正直つらい。
私に関しては、今でも友達はいないし過去にいじめられたことがキッカケで人間不信になって、最近はパニック障害の発作も酷くなってきている。
こう書くと、「え、この人かわいそう…。」とか「ガチの社会不適合者だ…。」と感じるだろう。
しかし、私としては別に「死にたい」とも「人生つまらない」とも思わない。
割と前向きに生きていると思う。
毎日学校に行って、人とコミュニケーションを取り、事務で筋トレと有酸素運動をし、家に帰れば趣味であるゲームやアニメ鑑賞に興じる。ご飯もしっかり食べる。おいしい。
こんな感じで、社会不適合者なりにこの世界を生き抜いている方ではある。
今日は、社会不適合者の私が、似た境遇や性格を持った方のために、社会不適合者がこの社会を生き抜くためのすべを考えてみる。
期待しない
まず、期待することをやめることだ。
周囲の人間や環境に「つらい気分の俺をどうにかしてくれないかな。」などという期待することを捨てる。
残念ながら、現実として、あなた自身から行動しないと周囲は見向きもしない。
また、周囲に対して期待して誰かが助けてくれたとしても、対してあなたは救われない。
期待するから、その期待値を下回ったときに失望して、更に不幸になる。
しかし、期待することをやめれば、どんな事が起こっても、「なんか嫌な気分だな。原因はなんだろう。」と、無駄に感情のエネルギーを浪費せずに、問題に対して適切な対処を考えることができる。
確かに、つらいことがあれば気分が落ち込んで頭が回らず、絶望に打ちのめされることもある。
すぐに切り替えるのは無理かもしれない。
しかし、あらかじめ「期待はしない」と胸に決めておけば、期待している場合と比べて、立ち直るのが早くなる。
目的思考を徹底する
この目的思考が効いてくるのは、特に学生や社会人などのコミュニティーに所属していて、特に人間関係で悩んでいる方だ。
コミュニティーに所属していると「周囲の人間と打ち解けなければ」とか「あの人話しにくいな」など、様々な悩みを抱えることがあるだろう。
私も、小中高で、今は大学生だが、人間関係に関して上手くいったことは一度もない。
大学は友達がいなくてもなんとかなるからよいが、小中高に関しては地獄だった。
そこで私は一つの思い込みに気づいた。
「クラスの人間と仲良くしなければいけないと過度に思い込みすぎていないか?」と。
この思い込みは悪しき学校教育による洗脳である。
日本人は非常に「和」を重んじる。とにかく喧嘩しない、周囲の人間とは仲良くして、周囲の人間には迷惑をかけないみたいなノリがあるのだ。
まずはそこから脱却すること。
そして次に、自分がしている行為の目的にだけ目を向ける。
例えば、「学校に通う」という行為をするとき、なんのために学校に通うためかを考える。
学校に通うのは、周囲の人間と仲良くすることだろうか。友だちを作ることだろうか。
否、違う。
「単位を習得して学校を卒業すること」だけである。それ以外にないはずだ。
(厳密にいえば他にも目的はあるかもしれないが、ほとんどの社会不適合者にとってはそうだろう。目的が「社交性を身につける」なのであれば、人間関係の問題と向き合うことになる。)
このように目的思考を徹底すると、無理をして意味のないことをすることがなくなる。
学校でも絡みたくない人間と絡まなくていいし、必要なことを必要なだけやってあとは自分の好きなことに脳のリソースを割く。
私は高校に入学した直後は「友達をつくらなきゃ」と思いすぎてずいぶんと苦労したものだ。好きでもない人間と絡んで頑張っていたが、後にその努力が無駄だと知った。
その後はひたすら一人で受験勉強に励んでいた。
なにかしらの形で「人」と関わる
どれだけ人と関わりたくなくてコミュ障で引きこもりでも、人と関わらなくければ鬱になって死にたくなってしまう。
でも関わりたくないというのが本音であろう。
そこでインターネットを活用するのだ。
今の時代は社会不適合者にとっては割と恵まれていると思う。人と顔を合わせずとも人の温もりを感じたり、帰属意識を保つことができるからだ。
社会不適合者でコミュ力がないけれども、人との関わりを持つには、SNSや趣味で自分のコミュニティを見つけること。
なんでもいい。最初は勇気があるかもしれないが、あなたを必要としている人間が世界に必ずあることを忘れないで欲しい。
例えば私だったら、ゲームの繋がりでコミュニティに参加して、Discordのサーバーなどで暇だったら集まって、テキトーに喋りながらゲームをする。
これだけで幸福感は増すのだ。
どうしても行動できないというのなら、今この記事を読んでいるあなたを私が必要としているということを伝えたい。
TwitterのDMを送ってきてもらえたら私はいつでも対応するし、悩みを持っている人や似た境遇の人の力になりたいと思っているので是非、気楽に送ってきて欲しい。
どれだけ軽い悩みでも、相談でも、雑談でも是非。
好きなことを見つける
さきほど「人との関わりを持とう」という話をしたが、趣味がある人はよりコミュニティを見つけやすいだろう。
同じ趣味や好みを持っている人同士だったら、話も盛り上がりやすいし打ち解けやすい。
だから趣味を持てという話をしているわけではない。
なぜ「自分の好きなこと」を見つけるのが良いのかというと、余計なことを考えなくて済むからだ。
基本、人は暇な時や充実感がない時、何にも集中していない時に憂鬱になりやすい。
その憂鬱感を感じるのを、趣味に熱中することで”紛らわせる”のだ。
人はみな、誤魔化しながら生きている。
何か嫌なことやストレスを感じても、それを仕事や恋人、好きなことをして心に空いた穴を埋めようとする。
おそらく仕事もしていない上に恋人もいないであろう読者は、ぜひとも自分の好きなことを見つけて人生に潤いを与えていって欲しい。
なにもする気力が起きない方へ
社会不適合者すぎて体が1mmも動かず、「好きなことを見つける気力もない…」とか「期待してしまう」という読者もいることだろう。
そんな人がすることは、ただひたすら休むことだ。
この記事を読んで「何かしなきゃ」と焦る必要もない。
何もしないでいい。というか何もするな。
ただひたすらに体を休める。
それすらもできない場合は、精神科に行くことを強く勧める。
心の問題は体にも影響を及ぼしてくるので、専門の医者に診てもらうのが一番。
マイペースに一日一歩
読者は、一日に何歩歩くだろうか。
1歩?1000歩?
運動が習慣になっている読者は10000歩かもしれない。
どっちにしろ、ここまで読んでくれている読者のほとんどは、何かしらの生きづらさを抱えている社会不適合者であろう。
なので、とりあえず一日一歩でいいから歩いて欲しい。その分あなたは成長する。
これは、そのままの意味でもあるが、「ご飯を食べる」、「服を着る、脱ぐ」、「風呂に入る」など、日常の動作ひとつひとつのことだ。
その分あなたは進歩していることを忘れないで欲しい。
マイペースに。
自分が一歩何か踏み出したのなら自分を褒めてあげることだ。
人生で最も長く付き合う人間は、「自分」だ。家族でも親友でもない。
だからこそ、時には自分を労り、少しずつ少しずつ歩いていく必要がある。
今回は、社会不適合者である私が、どうこの社会を生き抜いていくべきかについて語ってきた。
参考になれば嬉しい。
何か意見や質問、その他コメントがあれば是非書いて欲しい(雑談でもいいよ)。
それでは。
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