毒親が子どもの人生に及ぼす悪影響について解説

人生論

毒親が人生に及ぼす影響は非常に大きい。

自分の生きづらさをすべて親に責任転嫁をする訳では無いが、「今自分が抱えている生きづらさは、もしかして過去の親の言動が原因んなのだろうか」と目を向けることは重要なことだ。

そこで今回は、そんな毒親が子どもの人生に及ぼす悪影響を私なりに言語化してみたいと思う。

この記事はこんな人にオススメ

  • 自分の親は毒親なのかと疑っている人
  • なんとなく生きづらさを抱えている人

毒親の定義

まず本題に入る前に、毒親の定義を説明したいのだが、

これに関しては、子ども「自分の親は毒親だな。」と思ったなら、それは毒親だ。あまり明確な定義はない。

そもそも、子どもに適切に愛情を注ぎ、子供も精神的に自立をして、親に対して尊敬や感謝の念を素直に向けられるようになっていれば、子どもは「私の親は毒親だ」なんて思わないはずだ。

「自分の親は毒親なのかな…」と疑っている時点で、親に何かしらの問題があったことは明白。

この記事を読んでいる人の多くも、毒親だと疑っている、または確信しているからこそこの記事にたどり着いたわけで。

そもそも毒親育ちではない人はこんな記事は読まないし興味もない。

本記事が、毒親という問題と向き合い、少しずつ生きづらさを克服していく上での手助けに慣れればうれしい。

次章からは、毒親育ちの具体的な特徴を挙げていく。

愛されないまま大人になる

まず大前提として、毒親は子どもを愛していない。

否、親は子どもを愛しているつもりでも、結局は親の欲求を満たすためだけの道具として利用するだけの場合が多い。

愛情を注ぐとは「その人の存在を無条件で認めてあげる」ことだ。

毒親はそれをしない。否、できない。

そんな親を持った子どもは、ひたすら親に存在を認められようと努力する。

例えば家の家事を積極的に手伝ったり、勉強を頑張ったり。

その行為自体はたいへん良いことなのだが、子どもが何もしなくても存在を認めてあげるのが本当の親のあるべき姿だ。

毒親育ちの子どもは、歪んだ愛情表現受けて育っていくので、

愛されないまま大人になるのだ。

この弊害は大きく、成長するに連れて友人関係、恋人などの人間関係でかなり苦労する。

誰かに依存することで自分の存在意義を感じる

どう苦労するのかというと、親と同じように

友人関係において「〇〇をしないと友達として認められない!」とか

恋人関係においても「〇〇じゃないと別れを告げられる!捨てられる!」

と過剰に気にして、相手のために尽くし、依存するような歪んだ関係を築くようになる。

ここになんとなく心当たりを感じたあなたは毒親育ちの可能性が高い。

子どもはまず最初に、親から「あなたは望まれて生まれてきたんだよ。生まれてきてくれてありがとう。」という”純粋な愛情”をもらえなかったので、心に穴が空いたまま成長していくのだ。

自分の本音が言えなくなる

また毒親育ちは、親の顔色をうかがいながら生きてきた人が多いと思う。

進路選択の時も「これは母はどう思うだろうか」ということばかりを優先して自分がどうしたいかを見失ってしまう。

この「他人の顔色をうかがう」癖がつくと、他人優先で自分は後回しのクソみたいな人生を送ることになる。

自分の本音があるはずなのに、それが言えなくなる。

他人ばかりを優先していたら、得をするのは他人だけで損をするのは自分だけだ。

こんな虚しいことがあるだろうか。

自分の本音があるはずなのに、「他人を優先する」という癖のせいでそれが言えなくなる。

他人を信用できなくなる

毒親育ちは、親とのまともな信頼関係を築けておらず、「人を信用する」ということができないことが多い。

どんな人と接する時も「この人は私を嫌っているんじゃないか。」「この人はいずれ私を裏切って離れていくんじゃないか」と過剰に疑う癖がつくのだ。人間不信とも言える。

こうなると、他人が自分に興味を持って接してきても、自分から壁をつくって、一人になることを選んでしまう。

そうして孤独になったのが私だ。

今はその孤独にも慣れてきて、日々をそれなりに楽しく過ごせているが、時には寂しさを感じるときもあるし

学校などの、「人とのコミュニケーション」を強いられるような場所では地獄だった。誰も信用できないし怖い。

自己嫌悪に陥りやすい

そして親に虐げられて育った毒親育ちは、心に傷を抱えたままおとなになるので、メンタルが弱く、他人からの発言や反応に敏感に反応しては、「自分のすべてを否定された」と感じる。

つまり、自己嫌悪に陥りやすいのだ。

これは、幼少期から親からひていされてきた経験からくるもので、これを治すのは本当に難しい。

まとめ:自尊心がボロボロのまま大人になっていく

このように、毒親育ちは、親から愛を受けながら自己肯定感、自尊心が全く育っておらず、他人との信頼関係の築く際も、毒親との過去の体験が障害となることが多いのだ。

心が未熟のまま大人になるので、生きづらさを抱えたまま社会に放り出されて苦しむことになる。

この満たされない心を埋めるためには、まずは自分の存在を認め、そしてゆっくり癒やしてあげることが必要だ。

それには長い時間がかかるが、焦らず自分の抱えている問題を整理し、一つずつゆっくり対処していくしかない。

その対処の仕方に関してもいずれ記事にしようと思っているので、気長に待っていてほしい。

それでは。

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