プロぼっちの過酷すぎる高校生活に密着【日常編】

人生論

今回はプロぼっちである私の高校時代のとある1日に密着していこうと思う。

私自身、中高三年間ぼっちで、それは自他ともに認められるほどのものだ。

今回は高校に通っていた時のとある1日。プロぼっちがどのように学校生活をやり抜いているのか、参考になれば嬉しい。

登校

まずは登校。

制服に着替える時点でもうお腹が痛くなってくる。行きたくない。

それでもとりあえず着替えてバスに乗る。

バスの中では周囲の音が嫌だったので、英単語帳の音声CDを聞きながら勉強。

でも学校が近づくに連れて腹痛がひどくなってくる。あ英単語も頭に入らない。

学校に到着。ここからがストレスフルな私の1日が始まる。

まずは自分の教室に入る。

ここで自分の席に向かおうとするのだけれど、たまに勝手に私の席に座っている無礼者がいる。

ここで普通のぼっちはトイレに逃げたりするのだろうが、プロである私は違う。

ここで怯んではいけない。トイレに逃げたり教室内をウロウロしたりするのは愚の骨頂。

私は、誰かが自分の席に勝手に座っていたら、容赦なく「あ、ちょっとどいてくれる?(小声)」と言う。

自分の席は自分の席。しっかりとポジションは譲らない。

授業

ここからは授業が始まる。

座学は特に何もしなくていいので比較的楽だ。

パニック発作は常時起こっているものの、ただ机に座ってテキトーに話を聞いておけば良いのだから。

しかしぼっちにとって問題なのは座学ではなく、グループワークや体育、その他行事など。

だがプロぼっちである私はここでも動じない。

グループ決めにおいて、ぼっちの私が余ることは確定している。

アマチュアぼっちは、ここでオロオロと「誰か俺と組んでくれないかな~。」と探したりするのだろうが、私は違う。

プロぼっちたるもの、ここで信念を貫かなければ漢がすたる。

私は何も動じず、先生のある一言だけを待つ。

「まだグループ決め終わってない人いる~?余ってる人~?」

私はこの時に初めて、手を高く挙げる。

周りがグループ決めが終わっていて安心しきっている中、

私だけが手を挙げている。

「フッフッフ…貴様らのように周囲と同調しながら平和ボケしているような連中とは違うのだ。」

と優越感に存分に浸りつつ、余った私は親切なグループに入れられる。

「あ、よろしくお願いしま~すw。」

ちなみにプロぼっちは人と喋る機会が少ないので、声をだす際はまず「あ。」と発することによって、発声練習を素早く行っている。

そうして、中が良さそうなグループに、異物すぎる私が入り込むことによって、

なんか空気が悪くなった気もするが、そんなこんなでグループワークは終わる。

昼休み

次は昼休み。

昼休みといえば、友達と集まって机を合体させて、談笑しながら弁当を食べる…。

ということはなく勿論、自分の席でぼっち飯。

だが私は会食恐怖症という厄介な病気を持っているので、弁当は少しだけ食べて、あとは1人でラノベを読むか受験勉強。

パニック障害による視線恐怖、動悸、会食恐怖があるので、昼休みでもプロぼっちは休めないのだ。

まさに修羅の道。しかし私はこの道を駆け抜けたのだ。3年の途中でやめちゃったけど。

休めないまま昼休みが終わり、皆は5限目の準備を始める。

5限目は移動教室らしい。しかしそんなことは私は聞いていない。

そんな緊急事態でもプロぼっちはうろたえない。

誰かに「次の教室どこか知ってる?」などとも聞かない。

ここで誰かに聞いたらプロぼっちとしての敗北を意味する(コミュ障なだけ)。

そこで私がすることは、秘技・ストーキング

これは、移動教室がわからないぼっちにとっては必須のテクニックであり、

クラスメイトが移動するのを背後から密かについていくことにより教室にたどり着くというものだ。

見失った場合

基本的にはこれで教室にたどり着くことができるのだが、時には見失ってわからなくなることがある。

そんな時はもう諦めて保健室に逃げる。

保健室で「気分が悪い」といえばすぐに寝かせてくれるので、そこで休息を取る。

そんなこんなで5限も終わり、移動教室から帰ってくるクラスメイトに合わせて、私も保健室から教室に戻る。

「お前、どこに言ってたの?」とも聞かれずに、何事もなかったかのように自分の席に着く。

そうして6限まで終わらせて、次は清掃時間。

ここも地獄。

清掃場所は天気よって変わる上に、私がたまに学校を休んでいる間に清掃場所が変わっていたりと、とにかく清掃場所の急な変化が多いのだ。

こんな時にプロぼっちである私はどうするか。

それは唯一つ。

サボるだけ。

教室でラノベを読んだり、机寄せを手伝ったり、テキトーに「私、掃除やってますよ。」感を出してやり過ごす。

そうしてやり過ごせる…

というはずもなく、担任が私のもとにやってきて、「ベンチキ君、掃除場所わかる?なんか掃除場所に来てないみたいだから…」と聞いてくる。

担任も私がクラスで浮いてることを知っているので、怒ったりすることもなく、正しい清掃場所に連れて行かれて、同じ掃除グループと合流。

担任と一緒に来た上に、掃除をサボっていたので死ぬほど気まずい。

そうして掃除もテキトーに終わらせ、帰りのHRも終わり、誰よりも早く教室を出る。

帰宅

ようやく長い監獄生活の1日が終わった。

帰りのバスでは、リラックスできる自然音のBGMを聞きながら精神を落ち着かせる。

家に帰ったら、学校で食べきれなかった弁当の残りを、アニメを観たりゲームをしながら食べる。

これがプロぼっちの学校生活。この1日が明日も来ると思うと憂鬱な気分になる。

しかし私はこの地獄を2年間耐えきった。

そこに達成感はあるかと言われると…

別にない。

以上。

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