思考停止人間は、永遠に搾取され続ける【思考停止という病】

生活改善

私自身、「日本人はずっと思考停止しているよな。」と日頃から思っていて、それは私も例外ではないと思いつつ、たまに危機感を感じることもある。

そこでこの本に出会い、思考停止をセずに「自分の頭で考える」ということがどういうことか、そしてそれによって得られるものは何かをなんとなくつかむことが出来た。

といっても、この本は底辺大学生の私には難解な言葉や言い回しが頻繁に出てくる上に、内容も抽象的すぎてアホな私には理解しがたい部分も多々あったので、

今回の記事では、私がこの本から学んだことを私なりの解釈で噛み砕いて書評していく。

この記事はこんな人におすすめ

  • 自分のやりたいことがわからない人
  • 自分の人生を生きたい人
  • 搾取されずに自由な人生が送りたい人

日本人は思考停止している人がほとんど

思考停止は日本人のほとんどがかかっている病気だ。日本人である限りこのテーマは他人事ではない。

例えば就職したてのサラリーマン。

「業界を変えよう!」「なにか新しいことを始めよう!」と最初は思っていても、

職場の上司や先輩に嫌われると仕事がしづらくなるので、やりたくもないことをさせられる。

例えば、参加したくもない飲み会に参加して、聞きたくもない愚痴を聞かされ、つまらない人生訓を教え込まされる。

こうしているうちに、教育という名の洗脳が完了。立派な思考停止人間の出来あがり。

なぜこうなるのかというと、「自分で考える」という機会を奪われたからだ。

これは会社だけでなく学校、国に置いても同じ。

○権力者は、思考停止させたがっている

というのも、権力者は総じて私たちに思考停止して、思うがまま働く奴隷人間になって欲しいと思っているのだ。

権力者というのは、メディアや国家などがそうだ。

ここでは詳しい解説は省くが、権力者は、国民が自分の頭で考えられると自分の思うように国を動かせなく鳴る可能性があるからだ。

またこれはビジネスにおいても同じ。

企業がモノを売るとき、基本的に「情弱」の人間に売りたいと思っている。

情弱というのは、知識がなく自分で考える頭がない馬鹿な人のことだ。

だから思考停止人間は、永遠に周囲から搾取され続ける。

だからこそ、周囲に振り回されない自分で考える頭を保つ必要が有るのだ。

自分の頭で考えるには?

じゃあ、自分で考えられる頭を持つためには何をすれば良いのか?

本書ではざっくり以下の2つを意識することによって、考える習慣が身につくと言っている。

  • 問題意識
  • ゴール設定

それぞれ順に見ていこう。

①問題意識

思考停止人間を脱するための第一歩は、まず問題意識をもつこと。

これは文字通り、当たり前、常識と思われているようなことを「これは本当に正しいことなのだろうか。」「この通説や論理は、何を前提に正しいと言っているのだろうか。」と疑うこと。

これをすることによって思考は動き始め、本当に自分の人生に必要な物、大切なものが見えてくるようになる。

そもそも、私たちが「思考停止になる原因は、「問題がないから」と思っているからなのだ。

治安もよく、サービスも充実しており平和で素晴らしい国であるにほんだからこそ、国民が「問題はない」と安心して、皮肉にも思考停止人間が量産されているのだ。

権力者や周囲の人間は、周囲と同質であることを求める。

他人は、あなたが常識の中にいてくれると安心してくれるのだ。

だからこそ、「同質であること」を求める。しかし、これは自分ではなく他人の人生を生きているのと同じ。

社会からみれば都合が良い優秀な人間でも、個人レベルでみたらただの奴隷でしかない。

だから、まずは自分が日頃行っていることや周りの物事に対して、なんでも良いから「これは本当に正しいことなのか?」「これは私にとって必要なものなのか?」などと、自問しながら、問題意識を持つ習慣をつけてみることから始めよう。

そこで周囲からは不快に思われたり、後ろ指を刺されることもあるだろう。

しかし、そこで後ろ指を指される覚悟を持つと、あなたは思考停止人間から脱し始める。

②ゴール設定

思考停止人間にはゴールがない。

今まで人の言われるがまま、受動的に生きてきたので、ほんとうの意味で自分から「これを成し遂げたい!」とか「自分のやりたいことはコレだ!」と言えるモノ、いわばゴールがない。

ゴールというのは、単純に、「自分が本当になりたいもの、やりたいこと」を徹底して考えることだ。

本書では「現状の外側にある強烈なゴールを設定しろ」と言っているが、

私の場合は、「ブログで世の中に価値を提供して、そして自己成長して、収入を得る」というゴールを設定した。

強烈とも言えないが、現状の外側にあることは事実なので多分大丈夫だろう(適当)。

このようにゴールを設定すると、自然とどうすればその目標を達成できるかを考え、情報収集し始める。

いわば、ブログに関するアンテナが常に張り巡らされる状態になるのだ。

これが思考が働き始めた状態だ。

現状の外側にある強烈なゴールがなければ、日々を漫然と過ごしてばかりで、どんなことにも興味が持てずに、情報も集まってこない。

自分にとって重要でないと脳が判断した情報は、知識として蓄積されないからだ。

ゴール設定で重要なこと

ゴール設定で重要なことがある。

それは(他人が設定したゴールではないこと)だ。これでは思考停止で他人の奴隷と何も変わらない。

例えば、「医者になりたい」というゴールを設定したとしても、その裏側にある理由が「親の期待に答えたいから」というものだと、それは根本的には他人が設定したゴールとなる 。

また、「〇〇さんのようになりたい」というあこがれの人を設定するのも良くない。

誰かになりたいというゴール設定では、そのゴールの中心にあるのは自分ではなく結局他人で、なりたい人からしか情報を得られない。

その人が命令したことならばどんなことでも従うというような、カルト宗教の信者と何も変わらないからだ。

ゴール設定は意外と難しいので、腹を据えてじっくり考えてほしい。

自由で豊かな人生を送るために

ここまで、思考停止しないために必要なステップをざっくり解説してきた。

この記事で解説したことの他にも、知識を得ることの重要性、論理的に考える力など、思考停止せずに、自分の人生を主体的に充実させたものになるようなことが豊富に書かれている。

Kindle Unlimitedなら無料で読めるので、興味を持った方はぜひ読んでほしい。

それでは。

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