【お金の教科書】10代のうちに身に着けておきたいお金に対する基礎的な価値観【書評】

お金

私達が生きていく上で、”お金”は切っても切り離せない関係にある。

何をするにもお金が必要。お金がなければ生きていくことはできない・

しかし、そんな”お金”そのものの本質について考えたことはあるだろうか。

例えば、働いてお金を稼ぐ とはどういうことか。
お金を追い求めた先には何があるのか。

”限りある時間を有意義かつ幸福に過ごすため”にも、お金について考えることは必要である。

それを教えてくれるのがこの本である。

今回は、この書籍から私が特に重要だと感じた部分を抜粋しながら解説する。

楽しんでいただけたら幸いだ。

お金に絶対的な価値を求めるな

まず理解しておきたいのは、お金とは紙のお札や硬貨などではなく、時代とともに移り変わっていく流動的なものであるということ。

だからむやみに「お金はあればあるほどよい」と短絡的に考えて、それだけを追い求めて貴重な時間を無意義に費やすのは、幸せにはつながらない。

お金のその先に何があるか。貯金すべきか使うべきか、この判断ができるようになるには、

お金が時代とともに変化していく流動的なものであるということを理解しておく必要がある

お金それ自体に絶対的な価値はないのだ。

お金は幸せになるための道具

これは当たり前かつ最重要なことなのだが、意外と見失ってしまう人も多い事実だ。

それは、お金は幸せになるための道具にすぎないということ。

日本に多いのが、生活を成り立たせるためにがむしゃらに働いて、結果的に身体を壊し、精神を病み、本末転倒になってしまうこと。

お金を追い求めるあまりに、自分にとって大切なものがわからなくなってしまう。

これはお金が何なのかを考えていないために起こる事態である。

お金とは、私達が幸せになるための一道具にすぎない。

手段と目的を履き違えてはいけない。

能動収入と受動収入のバランスが大事

お金を稼ぐ手段としては、二種類がある。能動収入受動収入である。

まず能動収入。これは、会社に努めて時間と体を費やして給料をもらうような、自分から働きかけてお金を稼ぐという働き方。

ほとんどの人はこの方法でお金を稼いでいる。、

しかし、これ一つだけで働いていると、時間を全てそれに奪われて、大切な人と過ごす人やリラックスして気分転換する時間がなくなって精神を蝕んでしまう。

そこで必要となるのが受動収入である。

これは、株や証券に投資するという、時間を味方につけて自動的に入ってくる収入源を作ること。

ユーチューブやブログなどで売れるコンテンツを作って、収入を得る方法も受動収入である。

これはコンテンツをネット上などに投下したり、会社に投資することにより、自分が寝ていたりご飯を食べている間に自動的に収入が入ってくる。

この受動収入を増やすと、精神的なゆとりができてじゅうじつした時間を過ごすことができる。

まずは、体と時間を売って能動収入を作る。そのうえで、少しずつ受動収入の源泉を育てていくのだ。

ここで注意しなければならないのは、0から受動収入を作るというのはほぼ無理ということ。

能動収入で元手を作った上で、受動収入を作る努力をするのだ。

仕事以外の時間こそ、お金を増やすために必要な時間である

お金を稼ぐ時間は、何も仕事をしている時間だけではない。

むしろ、仕事以外の時間こそが、お金を増やすために有効な時間である。

スキルアップのために勉強する。リラックスして明日仕事をするための活力を養う。

こういった時間が、長い目で見てお金を稼ぐために非常に重要な役割を果たしているのだ。

お金とは信用の対価である

最後に。そもそも「お金を稼ぐ」とはどういうことか。

お金を得るとはどういうことか。

それは、信用の対価である。

お金を稼いでいる人とは、世の中にいかに価値をもたらしているかである。

世の中に価値をもたらせば、人から信用される。

「この人は世のためにこれだけの価値を生み出したのだから、支援してあげよう」と、もらう対価が、お金なのだ。

つまり、お金とは、信用の対価であるのだ。

つまり、何もないひとがお金を稼ぐには、世の中にどのような価値をもたらせるかを考えることだ。

思考停止で周りに流されて「どこの会社に就職しようかな~」と安直に考えたりするのは、搾取されやすい人の思考だ。

以上のように、お金について考えることは、幸せに直結する重要なことなのだ。

本記事で興味を持っていただけたらぜひ本書を手にとって読んでみてほしい。

お金についての理解が深まるはずだ。

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