人って能力が個人個人で違うよね。
勉強ができる、顔がかっこいい、料理がうまい、仕事ができる、ETC…。
こういうスキルや能力は基本的に、積み重なる努力によって得られるもので、それは社会的にも必要とされる人間になれるし、自己肯定感も上がって自分にとっても気持ち良いだろう。
でも今日気づいたのだが、これって別に自分が身に着けなくても、それがすでにできている人にやってもらえればいいんじゃね?
人と関わって、信頼を築いて、日頃から人脈を構築していれば、
もちろん大事なのは、こういった人脈は100%打算的であってはいけない。
「こいつのこときらいだけどめっちゃ能力高いから付け入ろう」などと考えていては、あなたの人間的魅力が落ちて、結局人は離れてしまう。
このように、コミュ力を活かして人脈を構築し、人に頼ることのできる人間は、人生において人より大きくリードできると考えられる。
そもそもこのような「人に頼る力」というのはどのように身に着けていけばいいのだろうか。
重要なのは、私は「愛情」だと考える。
安心感にも近いものであるが、「この人のとなりにいたら、何も考えず安心していられるな。」というもの。これは、(主に無意識に)お互いが双方向に愛情を与えあっている証拠である。
これは人によっては親であり、兄弟であり、友人であり、恋人である。
このような人が一人でもいると、「人に対する警戒心」が薄れてきて、人間を信頼し、信頼される人柄が身につく。(と思う)。
逆にこのような人が周囲にいないと、「人はみんな怖くて信用できない。」「人はいつか必ず裏切る」と人間不信気味になって、何事も一人で抱えこみがちになる。
私が現在進行形で人間不信気味なので、人に頼れば10の努力で済むことを、一人で100の努力をして遠回りしているようにいつも感じる。
このように、努力を重ねることが美徳とされる社会において、無駄な努力をせずとも、人間関係に恵まれ、周囲の人間と積極的に関わろうとする人間がなんだかんだハッピーに過ごせるのだ。
私の知り合いに、10代にして数百万の貯金があり、運転スキルや絵画、ゲームなど様々な能力に恵まれている人がいる。
この人は常軌を逸するほどのコミュ力を持っている。
ふらっと寄りかかった飲食店の店員と10分を超えるほど雑談をしたり、まちなかの知らない人に「今日暑いですね~」などと話しかけたり。
とにかく人懐っこくて、心を開くのが上手い人がいる。
この人は悪く言えば、人に付け入るのが上手いのだ。
もちろん、その人のスキルや能力は、本人の努力によるものでもある。
しかし、その多くは周囲の人間に頼って、最短の道を歩んで効率的に楽しみながら身につけたものにほかならない。
人に頼ることは、目指すものに対して、一人でやるよりも何十倍も最短で効率よく身につけることができる最強のスキルなのだ。
こう考えると、家庭環境というのは、幸福な人生を歩む上で非常に大きなウエイトを占める要素なのだとつくづく感じる。
まあ「親ガチャ失敗した~;;」だの「俺は孤独だ~;;」とか嘆いていても誰も助けてはくれないし、現実も変わらないのも事実。
社会不適合者でコミュ障でぼっちの人間でも、焦らず少しずつ生きていくしかない。
そもそも、人と関わりたくなくて、一人で何かをすることが安心できて楽しいという人間もいるので、一概に「色々な人と関わって人脈作って、人生イージーモードになろう!」と言えるわけではない。
コミュ力を持っていていつも楽しそうにしている人間を、羨ましそうに眺めているくらいなら、「俺は一人でもやってやる」くらいの気持ちで自分のやるべきことを淡々とこなす。
これが社会不適合者の生き方として正解なのではないかと私は考える(←なんかかっこいい)。
ここまで人生最強とか言ってきたけど、幸せの形なんて人それぞれだし、人生に最強っも最弱も優劣もないので、自分なりの幸せで無理のない生き方を模索するのが一番かと。
私もその最中である。その中で苦しいこともあるが、その分楽しいことや嬉しいこともたまに起こる(たまにね)。
また、私がこの記事で一番伝えたいことなのだが、「辛い経験や、つらい苦労をした人間には、人間的深みが宿る」というお話。
メンタルが落ち込んでいる人はいつもこう言う。
「俺の人生は何だったんだ。。。」「俺の今までの努力って無駄だったんだ。。。」
確かに、クソみたいな人生だなと自分で思うことや、今までした努力が水の泡になったときは、後悔や虚無感、悲しみに襲われることがあるだろう。
しかし私は、人生なんの苦労もせずに成功して世渡り上手な人間よりも、以上のようなメンタルがボロボロになってつらい気持ちに打ちのめされそうになっている人間に、惹かれる。
これは個人的な意見だが、苦労を知っているものは、人の苦労が理解できる。
つらさを知っているものは、人のつらい気持ちに共感できる優しさを持っている。
なので、たとえなんの長所もなくて、クソみたいな人生を送っていると自分で思っていても、そんなあなたを必要としていて、魅力があるという人間も世の中にいるということを忘れてはいけない。
今回はそういうお話がしたかった。以上。
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