高校を中退しようかどうか悩んでいる人は結構いると思うのだけれど、
やはり「やめたらどうなるかな…。」と、辞めた後のことに関して不安になっている人が多いと思う。
そこで今回は、高校を実際に辞めた後に大学受験をして大学進学をした私が、改めて高校を辞めることのメリットとデメリットを、私なりの偏見も交えて解説していこうと思う。
この記事はこんな人にオススメ
- 高校をやめようか悩んでいる人へ
- 高校に進学しようかどうか悩んでいる人
- 既に高校を退学しているが、将来どうしようか悩んでいる人
メリット
自分のやりたいことができる
まず高校を辞めたら、学校というシガラミが完全になくなるので、自分のやりたいことが無限にできる。
24時間すべてが自分の時間。
その中で、将来の夢が決まっているのならそれに向けて努力を重ねたり、精神疾患が原因で辞めたのなら、その治療に専念すべきだし、やることは人それぞれだ。
ちなみに私は高校をやめた後、毎日ゲームばっかりしていた。受験が近いのにも関わらず、それに向けて勉強も全くしなかったので、そういった失敗を犯す可能性も高い。
やはり学校を辞めることで自由が与えられる反面、それには責任が伴うので、
自分が将来どうなりたいかなどについて考えながら生活すべきだろう。
自分で考える力が身につく
といっても、高校を辞めると、謎の危機感が湧いて自分から将来の自分について考えるようになる。
「自分は何がしたいか、したくないのか」という生き方、「将来どう働くべきか、どんな働き方があるのか」と自分で考えて、情報収集をするようになってくる。
高校に通っていたら、こういう腰を据えて考えるという時間はなかったと思うので、
その点において高校をやめて本当に良かったと思う。
視野が広がる(学校という世界から離脱する)
学生にとって、高校というのは1日の大部分の時間を過ごす、家庭と同じくらい重要な場所だ。
そんな高校を抜け出すと、さっきも言ったように自ら調べて考えるようになるので、自分の生き方、将来についての視野が広がる。
やはり、どうしても日本には「右にならえ」という同調圧力があり、それは学校でも同様。
「みんなこうしてるから自分もこうしよう」というクセがつき、いつの間にか自分の将来が他人に酔って決められて、後から後悔しかねない。
しかし高校を辞めると視野が広がる。
高校を辞めるということは。いわば「社会のレールから外れる」ということだ。
レールから外れることで、自らレールを作り出すように試行錯誤するようになり、それによって、自分の将来の視野が広がる。
視野が広がると、「自分の将来は〇〇になるしかないんだと思ってたけど、△△もありだな。」と、自分に最適な意思決定ができるようになる。
高校という箱庭の中にいては、どうしても周囲の選択に引っ張られて、自分がどうしたいかがわからなくなりがち。
そういう点において、高校をやめて1人になることで、自分の将来に対して視野が広がったと感じた。
ストレスフリーな生活が送れる
そして何より、高校を辞めることで個人的に最も良かった点は、「ストレスフリーな生活が送れる」ということだ。
というか、高校を辞める人の多くは、学校生活で何かしらのストレスを抱えているからこそ、「辞めたい」と思っているのではないだろうか。
普通の人は多少のストレスでも、サラッと受け流して学校に行くものだが、
「もう高校をやめたい!それほどまでにつらい!」と感じて高校を退学しようと強烈に思っているのなら、それは辞めてもいいと思う。
ストレスは心身を蝕み、ボロボロになるだけだ。
高校を辞めると、そのストレスからは完全に開放される。
軽々しく何も考えずに辞めるのは良くないが、「悩んだ末に、やっぱり高校をやめたい」と決断したのなら辞めてもいいと思うし、辞めた後にはストレスフリーな生活が待っている。
デメリット
堕落した生活になりやすい(自律が難しい)
次にデメリット。
まずは高校を辞めると堕落したニートのような生活になりやすいということだ。
というのも、これは私がそうで、私が高校をやめたのは高3の夏で、大学受験に向けて勉強をしなければいけなかった。
しかし、勉強を全くせず毎日ゲームとアニメ三昧。
昼夜逆転をしている日もあり、完全に堕落しきった生活を送っていた。
だからこそ、自分を律しながら毎日を過ごせるよう意識するべきだ。
高校をやめた直後は、生活環境が急激に変わるので難しいかもしれないが、少しずつ「学校がない生活」に慣れて、自分にとって有意義な時間を過ごせるように意識してほしい。
周囲から変な目でみられる
コレは別にどうでもいいことなのだが、高校を辞めると、周囲の人からは
「あ、高校をやめたんだね…(^_^;)」と、奇異の目で見られる。
私は基本的に1人で生活してたため、人に会うこともなく「変な目でみられる」という感覚はあまりなかった。
しかし、たまの親戚の集まりの時には、親戚のガキ共に「あの人、高校退学したんだって…」と陰口をコソコソと言われたのがムカついた。
しかし別に自分の生活に対して影響はないので、あまり気にすることはないかと。
ただ、これは関係ない話だが、高校を中退した人はバイトに落ちやすくなるという噂もあるので、その点でも学生より不利になるのは間違いない。
孤独感が増す
高校にいると、「自分はこの高校に属しているんだな」という帰属意識があって、そこに安心感を覚えるが、
高校をやめて気づいたのは、何かしらのコミュニティに属していないと人は不安を覚えるということだ。
また、私は友達もいなかったので、極端に人と接する機会が減ったことで、孤独による不安感、寂しさを感じることがたまにあった。
まぁ、高校にいても友達はいなかったので大して変わらなかったが、
学生にしろ社会人にしろ、何かしらのコミュニティに属することで人は精神的安定を保っているのだと思った。
将来に対する不安が増す
これも言うまでもないが、高校を辞めると、当然、将来に対する不安感が増す。
大学進学しない場合は最終学歴は中卒になるし、高校をやめて私のように引きこもり生活をしていたら、そのままニートになって社会との関わりが完全になくなる可能性もある。
そんな不安がどうしても頭をよぎってしまうのだ。
その中で周囲からのプレッシャーや将来に対する不安にも押しつぶされそうにならないように、メンタルを保つことが重要。
まとめ:辞めるのはいいけど、辞めた後のことも少しは考えておくと良い
まとめとしては、
「高校を退学すること自体は悪いことではない。しかし、それなりにリスクのあることでもあるので、辞めた後のことも少しは考えておくと良い。」
ということだ。
高校をやめたいという願望の裏には様々な事情があると思うが、「高校をやめたら自分はどうするか、どうしたいか」を少しは考えておくと良い。
少しだけでいい。じっくり考えて将来の夢を決めるだとか、そういった重要なことまで考える必要はない。
ただ、目的がないまま毎日を過ごすと堕落した生活になりやすいため、有意義な生活を送るためにも、「退学した後に自分は何をするか」ということを少しは考えておくことが大切なのだ。
それでは。
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