ニートになる可能性が高い人の5つの特徴:経験者が語る現実と対策

人生論

今回は、半年間だけだけどニート経験のある私が、ニートになりやすい特徴を私の主観で列挙していこうと思う。

割とリアルなニートの特徴だと思うので、心当たりのある方は気をつけてほしい。

また、現在進行形でニートの方は、改めて自分がニートになった原因を整理し、今の自分を冷静に客観視する機会にしてほしい。

友達が1人もいない

まずニートは友達がいない。知り合いすらもいない。

LINEは家族しかいない。だから基本的に孤独。

基本的にニートになる前兆がある人は、孤独の中にいる人が多いと思う。

私の場合は、高校をやめてニートになる前は、クラスで喋る機会なんてほぼなかったし、声を出す時なんて授業で出席を取るときくらいだった。

それだけニートは人間関係が0。

だから自分を客観的に冷静に見つめる機会がない。

なんでもかんでも1人で決めつけ、判断する癖がある。

そういった人はニートになりやすい。

外の世界にトラウマがある

次に、「外の世界にトラウマがある」ということ。

これは学校、会社などの外の世界に対して、何かしらのトラウマがあって、

それが原因でずっと自分の部屋に引きこもってしまうというパターンである。

逆に、そのトラウマを克服できれば社会復帰に少しでも近づけるのだろうが、そう簡単な話でもない…。

そのためには長い時間と、周囲の人間(家族など)のサポートが必要になってくるからだ。

やはりニートは、外の世界と自分の間に、とても分厚い壁を自ら築いている人が多いように思う。

周囲と同調できない

次に、「周囲と同調できない」という点。

私たちは学校なり会社なり、より小さいコミュニティになると家族など、何かしらの集団の中に属しながら生きている。

その中で、時には自分の意にそぐわないことがあっても「皆やってるから」という理由で、自分のしたくないことまでやらされることがある。

しかしニートは周囲と同調しながら行動することができないので、そのことにひどい抵抗がある。

かといって「私はやりたくありません。」と主張することも出来ない。

なぜなら後述するように、ニートは自信がないから。

また、周りの人間ができるような当たり前のことが出来ない。そんな他者への劣等感、コンプレックスを抱えてニートになる人も多いことだろう。

周囲のほとんどの人は〇〇できるのに自分だけできない。

私の場合は、「自分だけ課題を提出できない、学校にも行けない、自分だけ授業を聴けない。」という劣等感があって、周囲から浮いていることにモヤモヤを感じていた。

そして結果的には高校を退学してしまった。

自信がない

ニートはとにかく自分に自信がない。

自信がないと、何をするにも不安と恐怖がつきまとって行動ができなくなる。

先程も言ったように、外の世界にトラウマもあるので、それが行動できない自分をさらに縛ることになる。

だから行動範囲も狭くなり視野も狭くなる。

人が苦手

また、人に対する恐怖心も強い

先程の「友達がいない」という特徴も、人が苦手だということから来ていることが多い。

とにかく人と会話するのは勿論、外に出て他人とすれ違うことにすら恐怖を覚えることもある。

世の中の人間がすべて敵だともみなしており、人の優しさに触れる機会が極端に少ないのだ。

今までの人間関係でもおそらく成功経験がなく、ずっと空回りしてきたのだろう。

その失敗経験の多さから、引きこもってしまう。

人に会う度に、最初から警戒心がマックスで、自然な会話ができず、自己嫌悪に陥る。

そうして自分のメンタルも傷ついていき、結果的には、「他人はみんな敵」という認識が強まってしまうのだ。

逃げグセが強い

また、ニートは逃げグセが強いというのもある。

人生において成功経験が本当に少ないので、なにか目の前にするべきことがあったとしても、「自分には無理だ。」とよく考えもせずに判断する。

勿論、人にはできることもあればできないこともあるので、「何事にも挑戦しろ!頑張れ!」とか言うつもりはない。

しかし、現実には自分がやりたくないことでもどうしてもしなくてはならないことがある。

人生には必ず苦しみが伴う。快楽ばかりではない。

ニートは、一般人(この言い方はちょっと不快に感じる方もいるかもしれないが)が学校などで経験してきた「協調」「自己実現」「誰かに認められる」などの経験がないので、

精神的に未熟なまま身体だけが成長していく。

だからこそニートは自分の世界に閉じこもりがちなので、

時には自分の経験したことないことに挑戦して外の世界に一歩踏み出してみるのもいい。

そこには今まで自分が経験したことがない、ワクワクするような何かが待っているかもしれない。

まとめ:ニートは自分を責める必要はない

私はこれまでニートになりやすい特徴を挙げてきたが、これらはあくまでネガティブな特徴であり、ニートであることのメリットも沢山ある。

ニートは実際、社会に貢献していないということで世間からも非難を浴びるような存在だろう。

しかし、ニートに良い悪いという基準は存在しない。

なぜなら、ニートになった背景には、親、学校、人間関係など、様々な問題が絡み合っているからだ。

「ニートの俺はダメ人間だ。」と否定する必要はない。あなただけの責任でニートになったわけではないからだ。

ただ、多くのニートはポジティブに毎日を過ごせている人はごく少数なはずだ。

毎日、鬱々とした気分で現実逃避をしているような、生きている実感もあるのかわからず、ネガティブな気持ちで過ごしている人が多いと思う。

しかし、ニートになったのは自分のせいだと責任を背負い込まずに、自分の今の状況を冷静に見つめ直して、できることだけに目を向けてほしい。

例えば、昼夜逆転を治す、少し朝に散歩をしてみる、なにか本屋に行って好きな本を買ってみる。

こういった小さなことからでいい。

できることを増やしていけばそれが自信につながる。

それには多くの時間が必要かもしれないが、焦らず社会復帰に向けて一歩だけでも踏み出してみてほしい。

私も今、大学には全く行けておらず引きこもりがちになっているので改善していきたいと思っている。

それでは。

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