【人生論】ほとんどの人が見逃している、幸せな人生を送るために必要な価値観

人生論

現代特有の脳の利便性追求

私達が今生きるこの時代は非常に技術が進歩して、何をするにも便利な時代になった。

スマホひとつで連絡、電話、音楽や動画の鑑賞、ゲームなど、日常のすべての娯楽やツールがそこに入っている。

買い物などもすべてネットでできるようになり、生活は数十年前と比べると格段に便利になった。

そんな現代では、とにかく無駄を削ぎ落とし、便利さや最短ルートを求める考え方が広まっているような気がする。

スマホのように多機能なものに影響されているのか、脳も利便性に支配されているのでは?

このような利便性追求の考えが、人間関係や日常生活の中でも侵食してきているような気がしてならない。

人間関係における極端な打算主義

一番わかりやすい例が人間関係である。

最近は人間関係にも、利便性追求、打算主義が蔓延している感じがする。

人とあって間もないのに、ステータスや利益の有無などの表面だけで関わるかどうかを判断することが多い。

人間関係というのは、基本的に時間をかけながら言葉をお互いに交わすことにより、お互いのことを理解して信頼が生まれるものである。

しかし今の時代は、ネットの普及によって出会いの機会も増えたため、ひとつひとつの出会いをないがしろにしているような雰囲気が感じられる。

多少の打算や、無駄な関係を断ち切ることも必要だが、極端になりすぎると、思わぬ出会いやチャンスを逃したり、永遠に自分と気が合う人を探して、一向に人間関係が進まずつらい思いをすることになる。

新たな出会いを求めるのではなく、今ある関係を見つめ直したり、ひとつひとつの出会いの機会を大切にする努力のほうが大切ではないだろうか。

本能の赴くがままに行動する価値

以上、現代における利便性追求思想の危険性について述べてきた。

ここからは、利便性などを考えず、「本能的な欲求に従って行動すること」の重要性について語っていく。

本能的な欲求に従って行動してみることも大切

私は、人生において、頭を働かせず、打算や損得勘定を無視して本能的な欲求に従って行動することが必要であると考える。

これは、ブラブラと外を散歩したり、とりあえず目に写った景色の写真を取ったり、隣の人に話しかけてみるなど。

とにかく本能的にしてみたいなと思うことを何も考えずしてみるということ。

私達は、この情報社会の中で、「どの情報を取得してどの情報を捨てるか」と無意識に頭を働かせている。

都会に住んでいる私はなおさら思うことだが、今の時代は情報が多すぎて受動ストレスが半端ない。

だからこそ、頭を空っぽにして本能的に動いてみる時間が必要になってくるのである。

新たな出会いや刺激を得られる可能性がある

本能的に行動してみると、自分の思いもよらない出会いや刺激に出くわすことがある。

毎日学校へ行って、ジムで運動をして、家に帰ったらご飯を作って…といったようなルーティーン化した生活の中には、新たな刺激がない。

このような単調なルーティーン生活からたまには抜け出し、フラフラとこの世界を放浪することで得られる刺激がある。

そしてこれによって自分の視野が広がり、多様な価値観を受け入れられるようになる。

私が個人的に思うのは、本能的に行動することで得られる最大の恩恵はコレだと思っている。

視野が広がり、多様な価値観を受け入れられるようになるのだ。

多様な価値観と人間力の関係

多様な価値観を受け入れることは人間力の表れと言える。

すぐにキレたり不安になったり感情的になったりする人は、情緒が成熟していない。

情緒が成熟していない人は非常に視野が狭く、自分の思いもよらない事が起こるとすぐに動揺する。

しかし多様な価値観を受け入れることのできる人間は、ちょっとやそっとのことでは動じない。

「自分の思いどおりにならないこともある。」ということを体で理解している。

テキストベースの表面上の理解ではなく、人生における様々な経験を通じて「世界は自分の思いどおりにならない」ということを悟っているのだ。

だから動じない。多様な経験をすることで、他人に対して寛容になれる。いっときの感情に流されない。

そのような人間こそ、本能を大事にしながら生きている気がするのだ。

そして、何事にも積極的にチャレンジし、どんな状況でも前向きな姿勢を持っている。

興味の幅と心の余裕

次に、本能の赴くがままに行動すると、興味の幅が広がる。

興味の幅が広い人は、色々なことにチャレンジできる。

逆境やつらいことにもワクワク感を持ち続ける姿勢を持てる。つらいことがあっても、「この先には明るい未来が待っている」と、未来に対する希望を常に持ち続けている。

生活の中にくだらないことや無意味なことを取り入れると、心に余裕ができる。

私自身、興味の幅が狭く、生きることに窮屈さを感じており、何事も「これは自分にとって有益か」という尺度で判断して生きてきた。

一人で過ごすことが多く、不安や寂しさに悩むことも多い。

このように利便性や損得勘定だけで生きていると、孤独と不安に悩み、自分の世界に引きこもる私のような人間が出来上がってしまう。

そこで今回の記事で気づいた、「本能のままに行動してみる」ということの重要性を説いておきたかったのだ。

結論としては、興味の幅を広げ、くだらないことを楽しむ意識を持つ。

何事にも意味などを求めるのではなく、「くだらない」と思えることでも全力でチャレンジしてみる。

そして多様な経験をして、多様な価値観に触れて、価値観の器を広げ、情緒を成熟させていく。

これが豊かでハッピーな人生を送る上での過程であり、私もコレを実践していきたいと考えている。

今回の記事が参考になれば嬉しい。それでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました