私は大学受験で明治大学、中央大学を受験して、どっちも落ちて結局は日東駒専に進学することになった男だ。現在はその大学にすら通えていないが。
今回は私の大学受験を振り返って、受験生が躓くであろうポイントを解説していこうと思う。
結構、沢山の人が大学受験で躓くポイントばかりだと思うので、
MARCH受験生だけでなく受験生全員に言えることでもあるので、受験生の人は参考にしてもらえると嬉しい。そして同じ轍を踏まないようにしてほしい。
努力だけじゃどうにもならないことがある
まず最初に理解してもらいたいのは、大学受験は「本人の努力だけじゃどうにもならない」こともあるということだ。
残酷ながら、私たちの性格、顔、体型が遺伝するように、知能も遺伝することが既に明らかになっている。
詳しくは以下の書籍を読んでもらえればわかるだろうが、ここでは深くは解説しない。
才能、すなわち生まれもった遺伝的な能力も関係してくる。
だからといって「努力してもムダなのか…。」と考えるのは間違い。
受験に限らず、あらゆることに才能が関係してくるし、そのあらゆることの中でも受験は割と平等性が保たれている。
(東大とか京大旧帝大のような最難関大を目指す場合は、平等性がどうとか言ってられる次元ではないと思うが。)
才能、遺伝という壁を認識した上で努力を重ねるのと、
その壁を理解せずに劣等感に苦しみながら努力を重ねるのとでは、勉強の効率も違うし、勉強をするハードも変わる。
だから、まずは大学受験にも才能、遺伝という越えられない壁があるということを理解してほしい。
自分に期待しすぎない
意欲の高い受験生ほど、「俺はできる!〇〇大学に行くために毎日8時間勉強するぞ!」と意気込むのだけれど、
こうやって自分に過度に重い課題を課すのも間違い。
そんな意気込みだけで毎日8時間勉強できるのなら皆MARCH程度には受かっている。
まずは、「自分のできる範囲でできることを最大限やる」ということを肝に銘じてほしい。
ここで今3回復唱してほしいくらいだ。
それほどこれは大学受験において重要。
できもしないタスクを自分に課して、達成できずに勉強が嫌いになる。
今まで勉強をする習慣がなかったのなら、まずは1時間から得意な科目だけをやってみる。
ある程度勉強習慣がついているのなら、更に勉強量を増やしつつ、受験までの計画を立てる。
10からイキナリ80に持っていこうとするのではなく、まずは20にすること。
このように、自分のできることを増やしながらゆっくりタスクを増やしていく。
焦りすぎもマイペースすぎるのもダメ
そう言うと、「でも時間がないんだよ!10から80にしたいんだよ!」と吠える人もいるだろう。
しかし残念ながら大学受験の世界にはそのような魔法の薬は存在しない。
結局は早いうちから始めてコツコツ適切な努力を続けた人が勝つのが受験だ。
あなたによっぽどの「その大学しかない!ここにいかなければいけない!」という大きな情熱があるのなら話は別だが、
多くの人が大学受験をするのは「とりあえず頭のいい大学に行きたい!」「みんな勉強してるから自分もやる」「アイツを見返したい!」「就職で不利にならないように」みたいな、浅い動機だろう(偏見)。
そういった動機でやるのは別に悪いことではない。
しかし、動機がそのようなものだと、勉強に対する熱量が結局はその程度になるので、結局コツコツやるしかないのだ。
だから、まずは焦らない。あなたがいつこの記事を読んでいるのかは知らないが、浪人生だろうが高校生だろうが、夏だろうが受験直前だろうが、まずは冷静になる。
そして自分の今の状況、勉強の進捗状況と志望校との距離を一旦、ざっと俯瞰してみる。
そしてやることを決めて淡々とこなす。
だから、焦りすぎもマイペースすぎるのもNG。
冷静さを失うと、正常な判断ができなくなって、勉強どころじゃなくなって本当に頭がおかしくなる。
これは冗談ではなく、大学受験に対して焦りすぎて「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ」と考えてガムシャラにやっても、常に頭がパニック状態だと、勉強しているつもりでも全く頭に入らないのだ。
対してマイペースすぎると、受験本番に準備が間に合わず、結局落ちてしまうということは言うまでもない。
だからまずは「焦りすぎない。かといってマイペースすぎにもならない。」ということを意識して、常に冷静に勉強に向き合ってほしい。
塾に入った所で大して変わらない
次に、「塾に入った所で大して変わらない」ということ。
まぁ「塾に入ったら成績が上がった!」という人もいるかもしれないが、おそらくそんな人は塾にいかなくてもきっと成績は上がってる。
というのが私の考え。
というのも、塾というのはあくまであなたの勉強をそばでサポートする補助的役割なので、そもそもあなたが勉強する気がなければ塾は無意味。
例えば「成績が上がらない」という理由で塾に入る。
それならその前に「なぜ上がらないのだろう」と自分で考えてみた方がいい。結局、自分のことを一番知っているのは自分だけだからだ。
例えば「家では勉強に集中できない」から塾に入る。
それならカフェなり図書館なり行けば良い。
探せば勉強ができるスペースなんていくらでもある。
自習室代わりに塾に入るのは単純にお金のムダだし、また塾の教材を押し付けられたりする場合もあって、自分の思う通りに勉強できない可能性がある。
このように塾に入る理由は様々なものがあるだろうが、その前に自分で考えて「本当に塾に入る必要があるのか?」と熟考してほしい。
ちなみに、「とりあえず入ってみて、自分に合わなかったらやめよう。」という考えで塾に入ると、ほぼ確で辞めることは出来なくなるので注意。
やめようとすると、塾の先生は必死に「ここで辞めたらちょっとやばいですよ。」と脅してきたり、親からも「なんで塾やめるの?ちゃんと勉強できるのか?」と疑いの目を向けられる。
つまり色々と面倒なことが起こるということなので塾に入る際は慎重に考えてから判断してほしい。
適度に休息を取る
勉強習慣がある程度ついてきて、成績も上がってくるようになると、「もっと頑張るか。」と意欲がこみ上げてきてより勉強にも熱が入る。
しかし、ここで勉強のことばかり考えて他のことが見えなくなると、意外と成績が停滞することがある。
これは、勉強のことを考えてしまうばかりに、気分転換、ガス抜きをしなくなってくるからだ。
勉強に限らず、一つのことに集中する際には、適度に休息を取ることも大事だ。
また、高校生なら受験よりもその時しかできないことが山ほどある。
コレに関しては以下の記事で解説しているので是非。
意欲のある受験生ほど、意識的に休息をとりながら勉強を勧めてほしい。
以上、私の受験失敗を踏まえて受験生が躓きやすいポイントを紹介してきた。
参考になれば嬉しい。
それでは。
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